世界でも最大級の「ネタ画像投稿サイト」といわれる9gag.comで、「世界中の最もややこしい地下鉄路線図15選」というタイトルの記事が掲載されたのですが、そこで東京の地下鉄路線図は3位になっていました。(ちなみに1位ニューヨーク、2位がパリ)

この順位は、「路線上における乗り換えのパターンの多い順」で決められているそうです。

 

確かに東京の電車の乗り換えは、本当に複雑ですよね。

昨年からその複雑な電車の路線を外国人にもわかりやすくしようという動きがあるのは、ご存知でしょうか。

 

この動きを知らないと3年後、五輪・パラリンピックで訪日した外国人に電車の乗り換えを聞かれてもちゃんと答えられないですよ〜。

スポンサーリンク



 

東京の路線図の複雑さについて

東京の路線の特徴は、複数の鉄道会社が「相互乗り入れ」をしているところです。東京にいると当たり前ですが、相互乗り入れというシステムは世界で見てもかなり珍しいそうです。

 

ちなみに相互乗り入れというのは、複数の路線・区間や鉄道事業者にまたがって旅客列車を運転することです。

例えば地下鉄から郊外へ向かう私鉄路線と直通運転するものだったり、東葉高速鉄道や横浜シーサイドラインなどの第三セクターとJRとが直通運転するものがありますが、たくさんありすぎて覚えきれません・・。

 

日本で初めての地下鉄である銀座線とその次できた丸ノ内線以外の地下鉄路線は全て相互乗り入れをしていて、JRや複数の私鉄が乗り入れしているのですから、東京に住んでいても普段使わない路線はわからないという人も多いですよね。

 

路線図自体が、東京メトロ、都営地下鉄と全て違う様式になっている上に他社の駅は簡略化しているので、それに慣れていないと地図を解読するのは難しいんですよね。

スポンサーリンク

JR


引用元:
map_tokyo.png

 

東京メトロ


引用元:http://www.tokyometro.jp/station/rosen_shosai.pdf

 

乗り換えして遠くまで行く場合や初めての路線などは、駅や車内の路線図を見れば現在地はわかるのですが、路線図の中に目的地がないため、本当にこの電車で行けるのか不安になります。。

 

 

この路線図、今までに見たことがありませんでしたが、スイカとパスモが使える正式な路線図なのだから駅のチケット販売機にでも大きく張り出してもいいのに、と思います。

アメリカやパリなど世界の主要都市で使われている路線図は基本的に1つのデザインのものが使われているそうですよ。

 

我が家には、東京とその近郊を走るすべての鉄道が記載されている路線が載っている大きな路線図があって、いつも息子と一緒に眺めています^^

五輪・パラリンピックに向けて鉄道会社の動き

五輪・パラリンピックを前に、国や東京都は道路の案内標識をローマ字から英語表記に切り替える作業を始めています。

一方、鉄道の案内標識はどうでしょうか。

 

JRの駅ナンバリング


引用元:https://blogs.yahoo.co.jp/yakyu_tetu/21118638.html

JR東日本では、路線がまたがって運行している首都圏エリアで駅ナンバリングを導入し、路線コードは山手線は「JY」、東海道線は「 JT」など、アルファベット2文字で「J」から始まる文字列になりました。

そして、主な乗換駅にアルファベット3文字の略称「スリーレター(3文字)コード」が新たに表示されるようになりました。東京駅を「TYO」、新宿駅を「SJK」など、発音に関連する3文字の略称を使っています。

 

 

AKBの3文字はどこの駅?

もちろん「秋葉原」ですよね。では、赤羽のスリーレターはなんでしょう?

 

発音に関連する3文字といえば、赤羽も「AKB」なのですが、重複しないように「 ABN」になっています。

AKBならすぐわかりますが、駅名によってはちょっと混乱しそうです。

 

そして路線コードはもっと混乱です。

路線コードは山手線は「JY」、東海道線は「 JT」などのように想像がつくものもありますが、埼京線は「JA」、中央線・総武線各駅停車は「JB」など一見わかりにくいものあるので「なんで??」と思ってしまい、覚えられそうにもありません。

これも他の路線コードと重複しないようにした結果なのでしょうね。

 

 

地下鉄の駅ナンバリング


引用:Wikipedia

一方、地下鉄では2004年頃に「英文字+番号」を付ける駅ナンバリングを導入していました。

しかし数年後には、日本語の路線図からは駅ナンバリングが消えていたようです。(外国人用の路線図のみ記載)

 

昨年くらいから再び看板や車内のアナウンスでも駅ナンバリングが積極的に使われるようになってきていますね。

 

でも地下鉄が導入しているような「英文字+番号」の駅ナンバリングを行っているのはアジア諸国のみで、多くの外国人にとって不慣れな情報伝達方式だそうです。

とはいえ、「Kokusai-tenjijo-seimon」や「Kokuritsu-kyogijo」に比べたらわかりやすいですけどね。

 

さいごに

都心部に住む人たちは、駅ナンバリング、路線コードを把握しているのでしょうか。

訪日した外国人は移動の際、駅ナンバリングを見ています。その外国人に路線を聞かれても、日本人の方が駅ナンバリングがわからないために答えられない、なんてこともありそうです。

 

 

日本は海外からの観光客が多いのにも関わらず、意外と他のアジアに比べて交通や施設についての英語案内が不十分で、日本語が読めないといろいろと不便が多いんですよね。

 

五輪・パラリンピックまでに日本がどこまで「おもてなし日本」になれるのか、楽しみです^^

 

スポンサーリンク


ブログランキング参加中です!
記事がお役に立ちましたら、下記リンク2つのクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 子育てブログへ にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ にほんブログ村