
年末から、息子の習い事の整理をしていました。今までやっていたけれどあまり本人が乗り気でなかったり効果のない習い事を止め、新たに本人がやりたいと希望したものをやり始めることになりました。
1月から始める習い事は、「ピアノ」。
息子はもともと音楽が好きなのですが、楽器は毎日コツコツ練習しなくてはいけないものなので、習い始めることに私がずっと躊躇してきました。しかし、本人はとてもやる気なので、いよいよ始めることにしました。
ピアノを始めるとなったら、自宅で練習するためにもピアノを購入しなくてはいけません。
私自身は幼稚園〜小学生時代の約4年間ほどピアノを習っていましたが、その後はほとんどピアノを弾くこともなくピアノに関する知識はほとんどありません。
そんな中、我が家にぴったりのピアノを探すべく何度も楽器屋さんに行き、店員さんにいろいろ聞きいて調べ、ようやく購入するに至りました。
我が家と同じようにこれからピアノを習う子を持つ方の参考になればと思い、まとめていきたいと思います。
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我が家の現状
まず我が家の状況としては、
- 好奇心旺盛なやんちゃ盛りの小学校1年生の男の子のためのピアノを購入。
- 両親ともに今までピアノをほとんど弾いていないので、ピアノに詳しくない。
- マンション住まいなので騒音には極力配慮しなければならない。
我が家は単純に、マンション住まいなので「騒音問題」という一番の理由で、電子ピアノを購入することにしました。
楽器としてピアノを習うのであれば、やはりアコースティックのピアノのを購入してあげたい!とは思うものの…、こればかりは仕方ありません。
気を取り直して、我が家にベストの電子ピアノを選ぶことにしました。
チェック項目
電子ピアノを買う際のチェック項目は、ざっとこんな感じでしょうか。
- 価格
- サイズ
- メーカー
- 鍵盤のクオリティ、タッチ感
- 音色、スピーカー
その中でも、価格とサイズのどちらかで限定されると思います。
サイズに関しては、一番コンパクトなものを!というのであれば、選択肢は2つしかありませんでした。(下記に詳細を記載しています。)
鍵盤のクオリティーやタッチ感、スピーカーについては値段によって変わってきますので、まずはどの条件が優先度が高いのか考えることから始めるといいようです。
ピアノメーカーによる違い
電子ピアノのメーカーといえば、ヤマハ、カワイ、ローランドの3つのメーカーが有名ですが、どのメーカーの電子ピアノにするのか本当に迷いました。
楽器屋さんの説明によるとメーカーによって傾向があり、ヤマハとカワイはピアノメーカーらしく、より自社のピアノ音に近いものを作ろうとしていますし、ローランドはもともと電子楽器のメーカーということもあり、Bluetoothでアプリと連動できる機能など最先端の技術をいち早く取り入れています。
ヤマハは日本人が昔から聞いてきたなじみのある音色。
カワイは硬派な真面目な音色。
ローランドは海外のピアノ音源としており、華やかな音色。
だそうです。
もしも子どもがヤマハやカワイのピアノ教室に通っているのであれば、そのメーカーの電子ピアノを購入した方が、子どもにとって音の変化がなく混乱がないかもしれません。
一方、大人が電子ピアノを購入する場合、音が華やかなローランドを選ぶことが多いそうです。
価格の相場は?
子どものための電子ピアノの価格は大きく分けて10万円、15万円、20万円のものが主流になります。
電子ピアノには5万円位のものからあります。
予算が5万円くらいなのであれば、中古電子ピアノも選択肢に入れてみてもいいかもしれません。子どもの習い事のためのピアノでも、アコースティックピアノにより近いタッチ感の電子ピアノを選んであげた方が、レッスンとのギャップが少ないのではないかと思うからです。
店員さんも10万円くらいのものから、ピアノのタッチにグンと近づきますよと言っていました。
実際、中古ピアノ屋さんに行ってみたのですが、新品で10万円ほどの電子ピアノは中古になると5万円位で購入することができます。
電子ピアノの寿命は個体差が大きいとのことですが、大体10〜15年を想定しているとのこと。でも実際は、もっと寿命は長いそうなので発売時期、購入店舗でのアフターフォローがあるか確認の元、中古を購入すればある程度のクオリティのものが手に入ります。
値段別おすすめ機種
子どもの初めての電子ピアノの相場、それぞれの価格帯で最もコスパのいいと思うピアノを選んでみました。(店員さんの意見をもとに考えた、あくまで私個人の意見です。)
値段が高いほどもちろんグランドピアノに近いクオリティになっていますが、メーカーによって値段と機能のバランスの違いがあります。
20万円
ローランド HP605
店員さん曰く、価格帯ではヤマハのCLP-645が同じランクですが、機能を見ると一つ上のCLP-675と同等のものだそうです。
ローランドのHP605は完全な木製鍵盤ではありませんが、ヤマハCLP-675に搭載されている「グランドタッチ鍵盤」と同レベルのタッチ感に加え、スピーカーが6つもあるので表情豊かなサウンドを可能にしているとのこと。
とある店員さんは、ローランドの中では、HP605がベストモデルだと言い切っていました。これ以上のローランドのモデルはスピーカーがいいものにはなるのですが、若干「too much」なのだそう。
15万円
ローランドDP603
上記のHP605よりスピーカーが2つと少ないですが、奥行きスリムで、蓋を閉めるとフラットになる圧迫感のないおしゃれなデザインが大きな特徴です。
狭小住宅にはぴったりのサイズ感ですが、クオリティはフラッグシップモデルのものと同様の鍵盤
(PHA-50)を採用していなど十分。
ローランドの中で色の展開が最も多く4色あり、人気のモデルになります。
木製鍵盤の最安値機種、KAWAI CA48Rは15万円で購入可能です。
10万円
KAWAI CN27
カワイはピアノに近い鍵盤を目指していますが、同レベルの他のメーカー機種よりも価格設定が低めのようです。
というわけで、10万円のレベルではカワイがオススメになります。
番外
予算が20万円よりもう少し高いけれど、ローランドのように色々な機能はいらない、木製鍵盤でピアノのような機能だけで十分という方はヤマハCLP-675を選ぶことが多いようです。
もっと予算があるのであれば、アップライトピアノの鍵盤アクション機構を持つ「NU1X」。
このレベルまでくるとアコースティックのピアノの価格と変わりませんが、電子ピアノの中で1番アコースティックのピアノに近いと言われています。
最も小さいサイズの電子ピアノ
電子ピアノの場合、高級モデルのもの以外は、どこのメーカーも大体同じ位のサイズになります。
クオリティがある程度高く最も小さい電子ピアノを探している場合の選択肢は、ローランドの「F-140R」もしくは「DP 603」のみです。
F-140Rは、1,361 (幅) × 345 (奥行き) × 778 (高さ)mm。
どちらも奥行きが30cmちょっとなのですが、奥行きが薄すぎて転倒防止金具を必ず取り付けなくてはいけないので上記のような数値になっています。
我が家が選んだ電子ピアノ、その理由
複数の楽器屋さんに何度も行き、我が家が選んだのは「ローランド HP605」です。
アコースティックのピアノに近いタッチ感と6スピーカーによる音の再現性に加え、息子の好奇心をくすぐる様々な機能があるということが決め手でした。
息子の性格を考えると、よりピアノを楽しむためにピアノの機能以外にデジタルコンテンツを持つローランドはとても魅力的。
ピアノ好きになるためのデジタル教材が豊富で、音当てゲームや譜読みの練習、指の練習など様々なプログラムがアプリ上にあり電子ピアノと連動してできるようになっています。
ピアノを習うとなるとできるだけ毎日ピアノに触れることが大切になりますよね。どんな形でも興味を持ってピアノに触れることができたら上達するだろうと期待しての選択です。
とある店員さんが、「好奇心の旺盛な子はピアノをおもちゃのように触れることで、ピアノが大好きになりどんどん上達していきますよ。」と言われたことが決め手になりました。
さいごに
息子は、赤ちゃんの時におもちゃのグランドピアノをプレゼントされるも1日で蓋を支える棒(?)を壊し、そして先日ついに鍵盤を破壊しています。(壊そうとわざとやったわけではなく、楽しく弾いていたと言っていました・・・)
ローランドの楽器はステージから落としても壊れないような作りなので、多少乱暴に扱っても大丈夫ですよと言われたのですが、念のためにピアノ購入とともに保証もがっつりつけました^^
もうすぐ、我が家にピアノが届きます。レッスンもいよいよもうすぐ始まります。
私もこれを機にピアノの練習をしてみようかな。
我が家にピアノが来て6ヶ月がたちました。
関連記事:【レビュー】ローランドHP605を6ヶ月使った感想
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