【本レビュー】世界に通用する一流の育て方

世界に通用する一流の育て方」を読んでみました。

 

作者の廣津留真理さんの娘さんは、小中高と地元大分の公立校で、1度も塾に通うことなく、留学経験もないまま、2011年12月アメリカのハーバード大学に現役合格。

子どもの才能を花開かせるために、重要視したのは家庭学習で、妊娠した時から学術書を含めて、育児本を200冊ほど読んで独自の家庭学習を続けてきたそうです。

そして、学校に通わず、家庭学習だけで育てるオルタナティブ教育を参考に家庭教育をしたそうです。

 

色々と勉強になったことがありましたので、まとめておきたいと思います。

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子どもが自分で勉強するようになるために

子どもが自分で勉強するようになるためには、

  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 子どもが飽きる1分前に切り上げる
  • 親が楽しみながら手本を示す
  • 一個人として節度を持って接する
  • 子どもは未来から来た人と思えば腹も立たない

とのこと。

 

これは6歳までの子に対しての話として書いてありましたが、もっと上の学年の子にも参考になりますね。

子どもが着る1分前に切り上げると言うのはなかなか難しいですが、そこを見極めて「もっとやりたい!」という気持ちを盛り上げていくことってやはり大切なのですね。

 

子供が自分で勉強するようになるためには、結局全て「親次第」…ですね。

 

 

小学生からの頭が良い子の生活習慣

小学生からの頭が良い子の生活習慣の中では、

  • To Do リストを活用すること
  • 学校の勉強は平日だけ週末は課外活動
  • 週末のホームパーティーで社交性を身につける
  • 親が読まないような本は子どもに読ませない

 

以前、子ども手帳についての本を読んでから、我が家でもTo Doリストではありませんが手帳を利用しています。

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やるべきことを見える化しておいて、できたら消していくという行為は、達成感を感じますしやるべきことが見えているのでやらなくてはいけないという意識が働きます。

 

息子は今年の初めから子ども手帳を始めましたが、三日坊主の私と息子でもまだ続けて利用しています。

遊びたい盛りの息子にやるべきことを思い出させるために、なくてはならない大切な存在です。

小学一年生に手帳を与え、勉強習慣と金銭感覚を身につける

 

学校の勉強は平日だけで週末は課外活動というのも共感ができますし、ホームパーティで社交性を身につけるというのもできればやらせてあげたい!

いずれも、子ども自身で考えること、様々な人や物に触れる経験を積むことというのが大切になるのかなと思いました。

 

 

2020年、日本の受験が大きく変わる

2020年以降、日本の受験システムが大きく変わる入試改革に備えて、作者は教育は家庭学習へ価値観の大転換をすることが必要だと強調していました。

今までの日本では、丸暗記することで点数を取ることがよしとされるのに対し、世界標準の学習では自分の頭で主体的かつ柔軟に発想する力が重視されています。

 

息子が大学に行く頃、大学がどうなっているのか、受験システムがどうなっているのか…。今、変革の時期でどうなるかわからないですが、丸暗記することで点を取るだけのテストはなくなるでしょう。

そして世界標準の学習へ向かって行くように思います。

 

偏差値ばかりを考える「学力」だけではなく「主体的かつ柔軟に発想する力」に注目して、育てなくてはですね!

 

 

家庭学習を充実させることのメリット

家庭学習を充実させることのメリットは「文化資本」が高まること。

文化資本とは、家庭学習で得られる趣味や教養、国内外の文化の素養やマナーなど、基礎的な学力を超えた、高いレベルの感性や自主性を意味します。

 

この本を読んで最も心に響いたのは文化資本の重要性。

というのもこれからの世の中で活躍するのは、基礎学力は最低限あることが前提として、加えて、広い教養を持ち、美的感覚の優れた感性が尖った人ではないか、と常々思っているからです。

 

諸外国に比べて言語や宗教、人種など多様性が低い日本で暮らすというのは、これから国際競争にさらされることになる若年層にとってハンデになるといっても過言ではないでしょう。

文化資本と言うのは幼少期から家庭学習ではぐくみ、醸成されるもの。塾や学校で教えてもらえるものでもなければ、一長一短で身に付くものでもありません。

 

先日行った国立博物館でも小さい子を連れた家族が多くいたのに驚きましたが、文化的体験を小さなうちからさせている家庭は多いのですね。

歴史にまだ全く興味のない小学2年男子に歴史に興味を持ってもらうきっかけ作り

 

小さなうちから博物館や美術館に通ったり、日本伝統の世界を経験・体感するという経験はどんどんさせてあげたいものです。そして、そのうち世界も見せてあげたい…!

 

さいごに

廣津留 真理さんは他にも英語学習についての本を出していますね。

 

廣津留さんが娘さん以外にも実践して効果のあった英語教育、こちらにも興味が湧きます。

次はこちらも読んでみようと思います。

 

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