
息子に東京大学にいってほしいと言う具体的な希望は全くないのですが、やっぱり選択肢を多く持つためにも知識は必要、勉強はできればいいなぁと思っています。
勉強ができるという指標の一つとして、塾や学校の成績、偏差値なども気になりますが、最終的には目標に向かって自分で考えて工夫して目的を達成できるような能力をつけて欲しいと思っています。
勉強ができるといえば、東大生。
しかも「勉強が好きな頭脳」って魅力的なワードですよね。
ということで、「日本一勉強が好きな頭脳 東大脳の育て方」を読んでみました^^
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92%の東大生が子ども時代に”熱中体験”を持っていた
熱中体験は、まさに東大での1番の共通点だそうです。好奇心をもとに物事を突き詰めると脳のネットワークが広がり、脳が大きく発達していきます。
この本の監修を行っている滝教授が
「小学校の時にすごく頭が良くて、その後さらに伸びたこの家庭と、そこそこだったこの家庭、この差は何ですか?」
と、多くの名物先生に質問したところ、どの先生も同じような内容を答えたそうです。
「子どもが何かに興味を持ったら親がすぐに本物を見せる。そういうことを一生懸命にやった家庭の子どもは、その後にすごく伸びる。そうしなかった家庭の子どもはそこそこだった。」
例えば子どもが図鑑を見て、新幹線に興味を持ったら、親が駅や車両基地に子供を連れて行き、これが本物の新幹線だよと見せるといったこと。
本の中では昆虫や魚、生き物、自然に夢中になった子について多く書かれていました。
息子は小さな頃から生き物が少し苦手なようで、生き物に関してはできていませんが…、息子の興味に応じて図鑑を揃え、実際のものを見に行くということは、ずっと我が家でも意識してきた事でした。
幼稚園時代、息子は何かにはまることが多く、ハマったことから派生して、また別のことにハマると言う流れになっていました。
例えば、もともと乗り物が好きな息子。
乗り物図鑑でロケットを見たときに宇宙に興味が湧き、一通り宇宙について知識を得ると次は星座に興味が移り、12星座を知り、家族の星座を調べ…といった具合です。
そして宇宙に夢中になっているときには、恐竜の図鑑で見た隕石の話を思い出した息子が、恐竜の図鑑を持ち出して嬉しそうに話す姿が微笑ましかったことを思い出します。
息子が今、すごく頭が良いのかと言うと「まだ未知数??」ですが、今後伸びる伸びしろがあると親バカながら信じています(笑)
息子の知的好奇心のきっかけとなった図鑑のメインはMOVEです。DVDで興味を持ち、本をじっくり読むという流れで色々な知識を得ていました。
また、好奇心を育てるためには、MOVEとLIVEの両方を揃えるというのもおすすめです。やはり違う出版社が作った図鑑は視点も全然違っておもしろいです。
関連記事 ⇨「講談社の動く図鑑MOVE」と「学研の図鑑LIVE 」を比較してみた
図鑑と現実をつなげるためにいろんな施設にも行っています。
関連記事 ⇨【レビュー】人気の日本科学未来館 「MOVE 生きものになれる展」
東大生の家族は”仲がいい”
読み聞かせと家族の会話は言語力をのばすと言うこともありますが、親子の愛情形成や重要感を感じると言う意味で大切だといいます。子どもは家族のことで悩む必要はないので、余計なことを考えずに自分のしたいことに集中できるというわけです。
またなるほどと思ったのは、「指図されるとやりたくなくなるのは、子供も大人も一緒」と言うこと。
東大生が「勉強しなさい」と言われたことがないと言うのはよく聞きますよね。勉強が面白くて親に言われなくても自分でやってしまうどういう子が多いのかもしれませんが、もし勉強しない子だとしても「勉強しなさい」と言うフレーズを使わず「宿題やった?」「大丈夫?」などといっているそうです。
本書で示されていたのは、「勉強しなさい」と言いたくなったら、「これをやるとこういう良いことがある」とポジティブに伝え続けることが効果的といいます。
息子は教科と言う枠の中で勉強することが嫌なようで、本当に宿題を嫌がります。
計算もできない事はないようですし、本も大好きでよく読むのですが、学校の勉強は自分からやろうとはしません。
毎日宿題をさせるためにどうしていいのか悩む毎日ですが、私の言い方によって子どもは変わるんですよね。それはなんとなくわかっていたのですが、どのように言えば良いのかわからず日々困っていたのですが、ぜひこの作戦を試してみようと思います!
根気よく伝え続けることが必要そうなので、すぐ効果はないと思いますが、気長にですね!
東大生は困難と言うハードルを乗り越える
東大生は「10歳までに7割が海外旅行した」と言うデータ結果があるのですが、これは日本以外の文化に触れて”世の中の広さを知ると言う事は道への恐れを減らす”からだそうです。
ここで大事な事は、”これまで見たこともない文化に触れさせて、世の中は面白いし、不均一であることを知らせる”と言うこと。
そのためには海外旅行でなければいけないと言うわけではなく、国内旅行でも十分で、これも親の意識が大切なのだなと思いました。
息子の小学校では1年の時から英語の授業が月に1回あります。たった1回ですがその日はネイティブの先生が給食の時間にも教室に来てくれて一緒にご飯を食べたり遊んだりしてくれます。
息子が言うには、日本語で話しかけてもちゃんと英語で答えてくれるそうです。日本語がわかってくれる先生なので、英語がわからなくても大丈夫。
英語の勉強にはなりませんが、異文化のとのふれあいと言う点では、意味があることなのでしょうね。
人間は歳をとればとるほど自分の知っている世界が居心地良く、ついつい外の世界を知ろうとしなかったり出ていくのが怖かったりしますよね。子どものうちはそういった壁がない分、どんどん視野が広がるようにいろいろな世界を見せてあげたいものです。
東大脳を育てるのは規則正しい生活
規則正しい生活は大切。
特に睡眠は、子どもの脳の発達から見ても非常に重要なことです。
しっかりと睡眠をとり、3食きちんとご飯を食べる、そういう生活を当たり前のように東大生の親は当たり前のようにやっているそうです。
規則正しい生活については、我が家では息子が赤ちゃんの頃から1番に考えて生活しているので習慣となっており、頑張ることなく実行できていますし生活リズムを崩すことはほぼありません。(大きく逸脱したのは、寝台列車サンライズ瀬戸に乗ったときぐらいかな?)
関連記事 ⇨子連れで「サンライズ瀬戸」、乗車レビュー
そのせいかはわかりませんが、息子は寝つきも寝起きもとてもよく、電気を消して5分もあれば寝息をたてて寝てくれますし、起きるのも一人で起きることも多く、私が起こしても5分もあればスッキリ起きてくれるので、本当に楽です。
我が家の課題はやっぱり食事ですね。
料理が得意でないのでレパートリーも少なく、息子は外食を希望することが多いのが気になっています。もっと料理の腕を上げなくては…。
我が家にホットクックがきてからは少し楽になりました^^
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タイミングと効率を重視する勉強法が東大脳への近道
習い事は脳の発達に合わせて始めると効果的と言う話はよく聞きます。
具体的には3〜5歳が運動野の発達する時期なので、この時期に楽器や運動の習い事をすると伸びる。第二言語の獲得の臨界期は、大体8〜10歳。この時期にリスニングとスピーキングを入れると伸びる、など。
効率を考えるとこれがベストなのだそうですが、この時期を過ぎたからダメと言うわけでもないそうです。
子どもがやってみたいと言う好奇心を持った時に水を与え、栄養を流すのが親の役目。子どもの可能性を伸ばすも逃さないのも親次第と言うことですね。
また、東大生は、習い事は始めたら四年以上は続けているそうです。
長く続けることで成功体験が得られるのがいいということですが、これも三日坊主だからダメと言うわけでもないそうです。
1度でもやったと言う経験があれば情報を耳にしたときに馴染みを感じますし、将来また再開したいと思った時に気軽に始められます。ゼロと1の違いはとてつもなく大きいそうです。
習い事は子どもが興味を持つのであれば何でも良いそうですが、強いて言えば楽器がお勧めだそうです。特にピアノ。
ピアノというのは、脳の中で音を処理する領域は言語処理する領域に近いことから、英語の新が聞き取りやすくなるなどのにも良い影響があるからだそうです。
さいごに
サブタイトルには「10歳までが勝負!」と書いてありましたが、年齢はそこまで関係なく、親が子どもの好奇心のためにいかに環境を整えるかというのが大切だなと思いました。
自分の7年間の子育てを思い返しながらこの本を読みましたが、やってきてよかったな〜と思えることと、失敗したなぁ〜と反省することがありました。
反省していることの一つは、息子を勉強(特に算数)嫌いにしてしまったことです。息子が勉強嫌いになったのは私が息子に対して、勉強を押し付けていたのだなと反省しました。
今後、反省を生かして勉強を押し付けないように、まずは宿題に対しての声かけの方法を変えていきたいと思います。
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