先日、友達から「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」という本を紹介されました。

 

とても長い題名です。出版された当初、かなり話題になっていたそうです。

 

友人から「うっちゃんは、絶対読んだほうがいい!」とかなりオススメされた本だったので、早速読んでみたのですが、もっと早く読んでいればよかった〜(汗)とちょっと後悔してしまうレベルでした。

というのも、私が息子にしてあげたかった教育法が具体的に書かれてあったのです。

 

この本を読んで、今後について色々考えました。

と言っても正直今やっていることをスパッとやめてこの通りにすることもできませんし、このお父さんと全く同じようにやろうとも思っていませんが、すごく参考になる本だったので、いいとこ取りをしていこうと思っています。

ということで、読んだ感想とまとめです。

 

スポンサーリンク



 

今まで読んできた教育本に足りないこと

私は今まで「言われなくても勉強をする方法」だとか、「中学受験に合格するための本」などいろいろな教育本を読みました。

しかし、結局そういった類の本は目先の目的をクリアするための内容なんですよね。

 

確かに息子が自分から勉強をし、学校の成績も良くて、偏差値も上がり、難関中学に合格できたらいいな〜と思います。

しかし実際のところ、偏差値が高ければ全て良しというわけではないですし、そこがゴールというわけではないですよね。

偏差値の高い学校に行った後こそが大切。

社会に出た後、活躍できる力こそ育てていきたいと思っています。

 

国語、算数など学校の勉強をできるようにするためにどうすればいいのか考えるよりも、人生の土台となるような知識や経験を築けるように、もっと広い範囲の物事についてどのように学べばいいのか考えたいです。

 

ちなみに、社会に出た後「メシが食える大人」を育てる塾といえば「花まる学習会」。

花まる学習会の高濱先生も飯が食える大人になるためには、詰め込み型の勉強よりも自然の中でたくさん遊び、そこから得る体験が大切とおっしゃっています。

そのために、花まる学習会では野外キャンプを定期的に行なっています。

 

宝槻家ではまさしくそれを家族の生活の中で実践していました。

宝槻家の様なキャンプはできませんが、うちもキャンプに行かなきゃ!と思ってしまいました。

 

少し脱線してしまいますが、高濱先生が書いたこの本には算数脳の3つの力について書かれてあるのですが、先日アップされた高濱先生のコラムに「見える力」の代表例「補助線を引く力」はやっぱり大切だったという話が実際の成功者の声とともに出ていました。

→【高濱コラム】『補助線を引ける人に』2018年11月

 

 

私が理想とする教育をする宝槻家のお父さん

私は子育ての中で、息子にいろいろな好奇心の種をまいて、その中から息子が興味のあることを伸ばしてあげたいと常々思っていました。

しかし、そもそも知識も教養のない私が、思いつくことはたかが知れています。

今までいくつか「うまく行った!!」と思ったこともありましたが、もっと私に教養があれば、息子はもっともっと広範囲に興味を持ち、好奇心の塊へと育ったのではと思うこともあります。

 

一方、宝槻家のお父さんは知識も教養も私とはレベルが違います。読んでいると自分の教養のなさに恥ずかしくなってしまいます。

この本ではお父さんについて破天荒な生き方をしているように書いてありますが、確かに、常識的な考えの人ではないと思います。

ですが、見習うところはとても大きいです。

お父さんは息子たちをとてもよく観察し、彼らを適切に判断しています。そこが本当に素晴らしい!

子どもをよく見ている親はたくさんいると思います。でも、そこからどうやって子どもの能力を伸ばしていくのかというところまで考えられる親ってそんなに多くないと思うのです。

その時の子どもたちに合った絶妙なレベルの教材(漫画、映画、小説、おもちゃなど)を与える姿は、まさしく私の理想!!です。

 

…しかし、理想的な教育!とは思うものの、その教材を読み込むために学校を休んでしまうというところは、私には真似できなません。

私の中の常識が許さないでしょう。

場所が変われば常識は変わるものですから、どちらが正しいのかわかりませんが、子どもにとっては、夢中になりたい時に夢中になれるというのは幸せなことなのだろうなと思います。

 

 

人生の土台を築くためには、実際にどうすればいいのか?

この本でも勉強方法について書かれてありましたが、もっと詳しく書かれていたのが「勉強嫌いほどハマる勉強法」です。

 

新しい知識を学ぶ際に最も気をつけなければならない事は「入門の仕方」で、入門の際のポイントは「正しい」よりも「楽しい」と言うことだそうです。

そのため、宝槻家では漫画、本、テレビ、映画などが教材です。

これらの教材を幼少期から高校生にかけて与え、ゆっくりと時間をかけて知の世界に入門していったのですが、この方法、私も「今からでもやってみたい!」と思えるほど面白そうでした。

 

理科や社会は一般的に暗記科目だと考えられていますが、丸暗記の勉強法はとっても非効率です。そして闇雲に丸暗記するという勉強法は苦行でしかありません。そこで宝槻家流の勉強は、知識ではなくストーリーを学びます。

 

理科も社会も、その知識にはストーリーが存在します。ストーリーは知識を関連づけ、全体像を示す役割を担ってくれています。

だから、最初に頭に入れるべきなのは、知識の断片ではなく、ストーリーという全体像なのだそうです。

全体像が理解できれば、あやふやな箇所が見えるので、そこを集中的に暗記すれば穴はふさがります。そうすることで、勉強の効率を作り出すことができるのです。

 

 

私が学生の頃、理科や社会は本当に苦手でした。

社会は特に終わっていました…。

全く歴史のストーリーが頭に入っていないので、例えばある戦いの名前について聞いたことがあっても何時代の出来事なのか、誰と誰が戦ったのか、全く見当もつかないレベルです。

今、教養がなく本当に恥ずかしいので、息子と一緒に勉強をし直そうと思っているのですが、子どもの頃、もう少し興味の持てるテレビや漫画を読んでおけば違ったかも…と悔やまれます。

 

一方、生物だけはすごく得意だったのですが、生物はなぜかもともと興味があり自然とストーリーが頭に入っていたので、覚えるときも比較的スムーズに覚えられたし、今でも大体記憶に残っています。

 

 

宝槻家の「丸暗記よりもストーリーを先に頭に入れる」という理論は、私にとってはすごく納得できるものなので、是非取り入れたいと思いました。

こちらの本の方が具体的な本や映画について書かれてありました。

 

 

さいごに

ちょうどこの夏は、歴史に興味のない息子に歴史に興味を持ってもらえるように色々と取り組んできました。

歴史にまだ全く興味のない小学2年男子に歴史に興味を持ってもらうきっかけ作り

 

先日、息子のレベルに合わせて歴史漫画を買い直したのですが、子どものレベルにあっていない歴史漫画を読むように言い続けるよりも入門を楽しくするために買い直したことは、やっぱりよかったんだと思えました。

 

低学年の今のうちに歴史漫画を何度も読み込んでもらって、4年生までにはストーリーを頭に入れておいてもらいたいなと思っているところです。

低学年にオススメの歴史漫画はやっぱりこれだった!

 

 

もし中学校受験の直前にこの本を読んでいたら今更感が強く後悔ばかりだったと思います。

運よく小学校2年生の今、読めたことに感謝をし、これからは歴史に限らず他の教科や分野でも、どんどん参考にしていきたいなと思っています。

 

スポンサーリンク


ブログランキング参加中です!
記事がお役に立ちましたら、下記リンク2つのクリックをお願いいたします。

にほんブログ村 子育てブログへ にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ にほんブログ村