中学受験用の国語は2年生でもかなりの長文!そして対策を考える

息子が中学受験用の塾に行き始めて驚いたのは、国語も算数もとにかく問題の文章が長いということです。

特に読書が苦手な子にとっては、中学受験用の国語の問題は低学年のものでもうんざりする量だと思います…。

 

息子は本を読むこと自体は嫌いではないのですが、ここのところ電車などの乗り物図鑑か、「サバイバルシリーズ」の漫画しか読んでいません…。触れる語彙が偏っていることと、長文を読む機会が少ないことが気になります。

少しずつ読む本の種類も増やして、読む本のレベルも上げていかなくてはいけないですよね。

今回はその方法について、考えてみました。

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語彙の少なさを実感

塾から持ち帰ってきた息子の国語の問題を読んでいつも感心するのが、ちょうど子どもが知らないであろう言葉を使った物語文を問題に選んでいるところです。

普段使わない言葉がたくさん散りばめられていて、「あぁ、こういう言葉、息子は知らないだろうなぁ。」と思うと、案の定、知らない知らなかったということがよくあります。

昔話の独特の言い回しはもちろん、現代物のお話でも意識しないと触れない言葉ってたくさんあるんですよね。

 

今は低学年なので物語の内容自体はそこまで難しくはないのですが、設問によってはその語彙を知らないと解けないというものもあります。

また、今は身近なお話なので読みやすいですが、高学年になるにつれて難しいお話になります。その時に知らない言葉ばかりになってしまうと読めても理解することが難しく、読み進めることは難しくなるでしょう。

 

長文が読めるようになるためには、ある程度の長さの文章を読むことに慣れていることはもちろんのこと、加えて語彙力も必要になってきます。

ということで、まずは語彙力を身につけるために、どうすれば良いのかを考えていきたいと思います。

 

 

長文を読むために語彙力を身につける対策①

語彙といえば、以前、「マンガでわかる! 10才までに覚えたい言葉1000」を購入して一緒に読んでいた時期もありましたが、継続できませんでした…(私が)。

 

ただでさえうちの子は算数の計算練習が重荷になっているため、これ以上勉強!勉強!と強制することを増やしたくありません。

できることなら会話の中や普段読む本の中から、自然に語彙を増やしていってもらいたいと思っています。

 

ですので、普段の会話では意識して正確な言葉、少し難しめの言葉を使うようにしています。

この方法の欠点は日常会話の中でのことなので、行き当たりばったり。私のボキャブラリーの乏しさから、必要な語彙を網羅することは到底できない…ということです。

とは言え、意識して言葉を選ぶということは大切。

 

テレビを見ていたり新聞を読んでいる時、息子に知っていてほしい言葉を見かけたら、「これって知ってる?」と意味を聞いたり、息子にその言葉が印象に残るように関連するエピソードを話したりしています。

小さなことからコツコツと…、です。

(私自身が適当な性格なので、本当に行き当たりばったりですが。)

 

 

長文を読むために語彙力を身につける対策②

語彙力を身につけるためにやっているのは、塾で出題された問題文を図書館で借りて読むということ。

2年生の段階で出題されている問題文は、絵本から出されていることが少なくありません。塾のテキストで文章を読むのと本で文章を読むのとでは、本で読むほうが抵抗感がなく理解もしやすいです。

というのも、テキストの文章には挿絵がほとんど入っていないですが、絵本には挿絵がたくさん入っているからです。

 

以前、先生がある問題の解説の時に「問題文と違った場面の挿絵を見て答える子が多く、間違って解釈して間違った選択肢を選んでいる子が見受けられました。」と話していました。

適切ではない挿絵は誤解を招きますが、絵本の挿絵は文章と同じページに挿絵があるためそういう勘違いも起こりにくいでしょう。

 

こうやって塾で解いた問題文を読み直すことで、物語への理解が進むと分からなかった言葉もイメージしやすくなるかなと思っています。

最寄りの図書館にない本もあるので、ある時だけですが、この方法はなかなかいいです。

 

 

長文を読むために語彙力を身につける対策③

息子はくもんの国語もしているのですが、くもんには推薦図書があります。

くもんのすいせん図書

 

推薦図書はプリントの問題文でも出題されるのですが、ほとんどが話の途中で終わってしまいます。息子がお話の続きが気になる様子だったので、図書館で借りてきたところ食いつきが思いの外良かったのです。

くもんの推薦図書は昔から読み継がれている名著も多いです。まだ読んでいない本があるなら読んだ方がいいなと思うものばかり。

塾の問題文に使われている本よりも図書館に置いてある本が多いため、手に入りやすいので助かります。

 

くもんの推薦図書を読むことで語彙が増える保証はありませんが、読む本が偏るというリスクが減ります。

 

 

長文を読むために語彙力を身につける対策④

語彙力を身につけるというよりは長文に慣れるために、ということになるかもしれませんが…。

まだ低学年の息子には本格的にやっていませんが、ちょっと難し目の本を朗読で聞くという方法です。

先日も紹介したAmazonのオーディブルを利用するのですが、これは長文への抵抗感を減らすために有効だと思います。

 

今後、中・高学年になってくると出題される文章が古典文学のものや大人用のものが増えてきます。

そうすると、文字は小さく、文章も長く、言葉も難しくなり、加えて状況を理解するのも難しくなります。

 

いきなり一人で読むのは無理なものも、オーディブルは声優さんの臨場感あふれる朗読で聴くので、意外とすんなりと話を聞くことができるのでは?と思います。

もちろん聞くだけでもいいのですが、私個人的には聴きながら同じ本を読むのもオススメです。

難しい本や文字ばかりの本だと読みながらぼーっとしてしまうこともありますが、オーディブルで話がどんどん進みます。言葉が頭に入ってきやすいため、いつの間にかぼーっとしているということも避けられますし、読めない漢字も朗読してくれるのでストレスは少なく読めると思います。

 

実際に中学受験でも出題される『バッテリー』や『羊と鋼の森』もオーディブルにはラインナップされているので、移動時間や気分転換、寝る前やお風呂の時間などに聞くことができます。

そして、もっと続きが知りたい!と思ったら、自分で本を読めばいいですし、最後まで聞いて物語を楽しんでもいいと思います。

 

ちなみに息子は幼稚園の時、お話絵本にはまっていました。まさしく、このCDを聞かせていたのですが、今はオーディブルにもラインナップされているんですね!

 

普段から絵本の読み聞かせもしていましたが、普段お絵かきをしている時やおもちゃで遊んでいる時、寝るために電気を消した後などにも「お話絵本のCDをかけて〜」と言われて、かなり聞きました。

そのおかげか昔話に出てくる語彙に対しては抵抗もなく、意味もほぼ理解しているようです。

 

記事を書くために改めて調べてみたところ、子ども用のオーディブルの本もかなり増えていました。親子で利用できるならなおさらお得ですね。

忙しい主婦におすすめ!Amazonの本の朗読サービスAudible(オーディブル)

 

 

さいごに

語彙を定着させるためにはアウトプットすることが大切だそうです。

思い返せば興味のある本については、息子からアウトプットをしてくれていましたが、物語の本などはあまり感想もありませんでした。これからはもう少し意図的に無理なく促していきたいなと思います。

 

お出かけの時は、Kindleも利用中です。

小学生の読書習慣にKindleを導入!

 

語彙力を身につけるための方法を考えてみましたが、やはり低学年の今は親子の会話が大切ですね。

 

そして、この本 ↓ は子ども用の話ではありませんが、読解力について小学校の教科書の文を使って詳しく書かれてあります。たくさん本を読んでいても、国語の成績が上がらないのは何故なのかがとても丁寧に書かれていて目からウロコでした。

子どものためにというよりも自分のためになった本です。

この本はプライム会員なら読み放題になっている本なので、もしプライム会員なら一読をお勧めします^^

 

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