
東京お台場の日本科学未来館で企画展示されている「MOVE 生きものになれる展」に行ってきました。
MOVEって、あの”動く図鑑”のMOVEです。
以前、MOVEとLIVEの図鑑についてレビューを書いたので、よかったら読んでみてください。
⇨「講談社の動く図鑑MOVE」と「学研の図鑑LIVE 」を比較してみた
動く図鑑『MOVE』とは?
子どもたちが毎日でも読みたくなる図鑑を目指した、講談社による新コンセプトの学習図鑑。従来の標本的な一覧レイアウトを一新し、迫力のある写真やイラストを多用。さらに、NHKの膨大なアーカイブから厳選した動画DVDを組み合わせることで、圧倒的な躍動感と印象的な情報を多彩に盛り込んでいる。恐竜や昆虫、植物などの生物、歴史、天体、鉄道など、子どもたちの関心が高いジャンルを網羅し、2011年の創刊以来、累計発行部数250万部を超える大ヒットシリーズとなっている。
MOVEシリーズにはいろいろなラインアップがありますが、この展示は子どもたちが身近に感じる「生き物」がテーマになっています。
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4つの大きな体験エリア
「MOVE 生きものになれる展」というだけあって、MOVEの図鑑に出てくる動物たちになりきることができる展示がたくさんあります。
その中でも、大型体験展示が4つ。
ワンダー・ジャングル、ミラクル・サバンナ、スモール・ガーデン、サバイバル・オーシャンの4つのテーマゾーンで構成された‟動く図鑑 “の世界で、生きものたちの驚きのワザや不思議いっぱいの生態を学ぶことができる展示になっています。
サバイバル・オーシャン
「MOVE 生きものになれる展」は、ゆったり鑑賞できる平日がオススメです。
君もあの生きものになりきっちゃおう!皆様のお越しを心よりお待ちしております!#生きものになれる展 #MOVE #未来館
(https://t.co/XWLevpGYpt) pic.twitter.com/7mTbETAWd5— MOVE 生きものになれる展 (@move_nareru) 2018年2月1日
サバイバル・オーシャンは海に浮かぶ氷山という設定。
まず、ペンギンの着ぐるみを着ます。ペンギンになりきって、サメが大きく開けている口へ続く氷の上を滑り抜けるというものでした。
実はただの滑り台なんですが、この設定、親子でテンション上がりまくります^^
滑り抜けた後は、サメの口の中のトンネルを通って外へ。細かいところまで作り込んであって感心しましたぁ〜。
ワンダー・ジャングル
ワンダー・ジャングル。
熱帯林で暮らす「バシリスク」という変わった生きものの生態を体感できます。バシリスクは天敵から逃げる時に水の上を走るのですが、なんとここではバシリスクになりきり水の上を走ることができます。
水の上に透明のフィルムを貼った川を走り抜けます。
歩いた感覚は柔らかいエアートランポリンに近いのですが、足元は本当に水の上を歩いているような感じがして、初めての感覚にやはりここでも親子ともにテンションが上がります。
ミラクル・サバンナ
ミラクル・サバンナは低木草地帯のサバンナをテーマにしたエリア。
チームで狩をするライオンになりってチームで、シマウマを狙います。
だるまさんが転んだのようなゲームで、草むらに隠れながらシマウマがよそ見をした隙に、シマウマ(写真右奥に見えているシマウマ人形)のすぐ後ろにある「捕獲ボタン」を押すというもの。
これは小さい子だとルールを理解できずに、シマウマから隠れることができずゲームオーバーになってしまうこともありましたが、大人も子どももちょっとしたスリルを楽しむことができるゲームでした。
スモール・ガーデン
本日の気持ちの良い青空が広がっております。陽射しもポカポカとして気持ちが良いです!お出かけ先に「MOVE 生きものになれる展」はいかがですか?憧れのあの生きものになりきっちゃおう!#生きものになれる展 #MOVE #未来館
(https://t.co/XWLevpGYpt) pic.twitter.com/2LsnSWYbH1— MOVE 生きものになれる展 (@move_nareru) 2018年1月13日
身近な足元の世界をテーマにしたスモール・ガーデン。
リアルなダンゴムシスーツをきて、アリの攻撃から身を守るというもの。小さな子が着るダンゴムシはとっても可愛かったのですが、大人用も用意されていて「でかっ!」って思いました。
このエリアは、よちよち歩きの子でも参加できるからなのか、入り口すぐのエリアだからなのか順番待ちの列が一番長かったです。
その他のエリア
他にも個性的で面白い展示がたくさんありました。
例えば、さまざまな仕掛けが隠された「巨大図鑑」。
その中にある「臭い」のコーナーではスカンクのおならや象のうんちの匂いをかぐことができたり、その隣には、いろんな動物のウンコのコーナーがあったり。
「生きものギア・センター」では、生きものの特徴的な部位を“ギア”として装着することで、進化の不思議を感じることができたりと、どれも子どもたちが喜びそうなものばかりでした。
平日限定の楽しみ
企画展開催期間中の、平日(一部を除く)には迫力の体験型恐竜ライブショー「ワールド・クライシス」が開催されています。
出没するのは全長4.5mの肉食恐竜「ラプトル」。卓越した造形技術によって生まれた恐竜、かなりリアルです。
今回は週末に行ったので見ることができなかったのですが、これはかなり面白そう。
ランチ情報
ランチは5階のカフェ、もしくは7階の展望ラウンジレストラン「Miraikan Kitchen」で食べることができます。
5階のカフェは軽食なので、しっかり食べたい方は7階がおすすめです。
7階はお台場周辺から東京タワーまで見渡すことができる圧巻の展望でとっても素敵な空間。
メニューはカレー、生姜焼き定食、竜田丼などなど子どもも好きそうなメニューが揃っています。価格は700〜800円前後です。
定食や丼ものには、かつお、昆布、いりこ、とりの様々なダシをひとついただけます。また、とろろや納豆のサイドメニューを注文すると、お好みの醤油が使える「醤油BAR」もあります。
引用:日本科学未来館HP
そして、日本科学未来館の名物になっている、水色した地球肉まんや、緑色をした地球あんまんなどインスタ映えしそうな変わったメニューもありますよ。
離乳食は終日持ち込み可能とのこと。それ以外の食事の持ち込みについては、混雑する時間帯(11:30~14:00)はダメなようです。
持ち込みする場合は、7階ドームシアター前のテーブル席は大丈夫です。
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常設展示もお忘れなく
日本科学未来館の常設展もかなり充実しています。様々な体験ができたり、上映、実演を見れたりできます。
本当に楽しい展示がたくさんあるのですが、息子が大好きなお勧めの展示が2つ。
まず一つは、ASIMOの実演です。
HONDAが作ったロボットASIMOが、様々な動きを披露しながらロボットについて話してくれます。
走ったり飛んだり蹴ったり…ASIMOの意外な動きに驚くこと間違いなしです!
もう一つが「”おや?”っこひろば」です。
科学的な物の見方を、親子で体験できる無料スペースです。45分入れ替え制なので事前に整理券をもらう必要があります。
未来館自体が混雑している日はすぐに整理券がなくなってしまいますので、ご注意を。
私が行った土曜日は、お昼ぐらいにはすべての整理券がなくなったようです。我が家は11時に未来館に着いたのですが、その時にはまだすべての時間帯の整理券が余っていました。
「”おや?”っこひろば」のなかで、息子が1番気にいっていたコーナーです。
バスや車、気球等の絵に色塗りをし、その紙をスキャンするとディスプレイにその絵が現れ、動き出すと言うもの。
タッチパネルディスプレイになっていて、画面を触ると取り込んだ絵が動くのも楽しかったようです。
さいごに
「MOVE 生きものになれる展」は、6〜8歳をメインターゲットにした展示のようですが、実際に行ってみると意外と赤ちゃんから未就学児の子どもたちが目立ちました。
体験展示の隣には、MOVEのDVD映像に加えて体験する動物に関する色々な知識についてのボードも充実しており、生き物やMOVEが好きな子はもちろん、あまり生き物が好きではないという子にもこの企画展にはいってもらいたい!と思えるほど、生き物への好奇心を掻き立てる工夫が満載で、うまく作ってあるなぁと感心してしまいました。
MOVEの図鑑も各所に見本が置いてあり、色々中身をチェックできますし、お土産売り場にはもちろん販売してあるので、子どもに「図鑑に興味をもたせたい!」と思っている方にも、オススメです。
今、すごく売れているDVD付きのMOVEとLIVEの図鑑について、比較しています。
⇨「講談社の動く図鑑MOVE」と「学研の図鑑LIVE 」を比較してみた
今回、企画展には土曜日午後に行ったのですが、展示の待ち時間も長くて30分と想像以上に混んでいませんでした。しかし、翌日の日曜日は60分待ちの展示もあったようです。
企画展の混雑状況は公式ツイートで随時呟いているので、これから行かれる方は確認するといいかもしれません。
混雑を避けるのには、事前に当日券を購入して開館時間前に合わせて行くのがいいかなと思います。
春休みになるとすご〜く混みそうなので、その前にぜひ!
MOVE 生きものになれる展
開催期間 2017年11月29日(水)~2018年4月8日(日)
時間 10:00~17:00(入場は閉館時刻の30分前まで)
休館日 火曜日(12月26日、1月2日、3月20日、27日、4月3日は開館)
年末年始(12月28日~1月1日)
お問い合わせ 03-5777-8600
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