
作文の通信教育の「ブンブンどりむ」を始めてそろそろ4ヶ月。
息子は毎月2回の提出課題シートを出すという目標を持ち、今のところ期限までになんとか提出できています。
肝心の教材ですが、作文が苦手な子どもも取り組みやすいように、テキストはマンガから始まり、カラフルに印刷された可愛らしいキャラクターが登場します。
わかりやすい文章を書くための方法が細かいステップで構成されており、また一つ一つの工程に必ず例があるので、それを真似しながら書いていけば、知らず知らずに文章がかけた!という感じになっています。
よく練られているなぁと、毎月感心しています。
そんなブンブンどりむですが、私がいつも参考にさせてもらっているのが、ブンブンどりむの親向け冊子「ブンブンぱぁとなぁ」です。
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ブンブンぱぁとなぁ
ブンブンどりむの保護者向け「ブンブンぱぁとなぁ」冊子の構成は、
- ブンブンどりむ監修をしている齋藤孝先生の特集コーナー
- 塾講師・秋田洋和先生の「教育の現場から」
- コーチ菅原裕子先生の「子育て相談」
- 赤ペンコーチの声
などが毎月あり、他にも月によっていろいろなコーナーが組まれています。
齋藤孝先生の特集コーナー
冊子「ぱぁとなぁ」で、私が一番楽しみにしているのが齋藤孝先生のコーナーです。
齋藤先生が指導している大学生の様子を絡めて子どもが伸びるサポート術が書かれていたり、小学校学習指導要領の変化に伴う子どもたちに求められている学力とは何かということについて特集されていたり、内容は月によって異なります。
どれも興味深く読んでいるのですが、4月号の「子どもたちに求められている学力」は、今までもやもやしていた部分を言語化していただき随分スッキリしました。
最近、学校教育にアクティブラーニングというスタイルが採り入れられることになり、今までの知識偏重型の教育から変化しようとしていますよね。
「問題解決型」の能力がこれからは大事なんだ!と盛り上がり、その能力を育てるためのプログラムが盛んに言われていますが、知識のベースとなるものが十分ではないのに可能なのだろうか?とアクティブラーニングばかりもてはやされている現状に違和感を覚えていました。
齋藤先生の話では結局「問題解決力」だけではダメで、知識を基盤に思考できるように「記憶再生力」も必要。両方ともバランスよく伸ばしていかないといけないとのこと。それはそうですよね。
昔は放っておいても知識をつければ、問題解決力は自然と身についていたのが、近頃では塾や親に指示されて知識を身につけることが増え、子どもが「主体的に取り組む」ということが少なくなっているからなのでしょうか。
子どもが自分から考え、工夫し、物事に取り組むことができる環境を作ってあげるのは親の仕事です。子どもについつい「次は〇〇しなさい」「もっとこうやったらいいんじゃない?」などと指示をする自分を反省しながらこの記事を読みました…。
赤ペンコーチの声
また、赤ペンコーチの声というコーナーでは、同学年の子どもたちの書いた作文が掲載されています。掲載されているだけあって、息子の同じものとは比べ物にならないほどいい文章が書いてありますが、その作文のどこが良かったのか具体的に書かれているので参考になります。
全学年の作文が掲載されており、後々こういった課題が出され、いつか息子もこんな文章を書けるようになるのかな?と考えながら読んでいるのもおもしろいです。
塾講師・秋田洋和先生の「教育の現場から」
そして、ブンブンぱぁとなぁには「ブンブンぱぁとなぁWEB」もあります。
そこには冊子「ぱぁとなぁ」での連載中の「教育の現場から」のコーナーの過去記事が掲載されているのですが、これだけでも最近の教育現場の状況、入試についてなどの情報が書かれているので、家庭の教育方針を考える上で役に立つ情報がいっぱいです。
さいごに
子どもの作文能力を伸ばすために始めたブンブンどりむ。
息子が学校で書いてくる作文は、相変わらず支離滅裂なものも多いですが、ブンブンどりむのテキストをやった後に出来上がる文章は、息子の発想力が発揮されたとても魅力的な文章になっています。
それを読むとこのまま続けていればいつかこういう文章が学校でも1人で書けるようになるのかな、と期待しているのですが…どうでしょう(笑)
「ぱぁとなぁ」には会員の取り組み例を紹介する「取説!ブンブンどりむのコーナー」もあるので、それを参考にしながら、焦らずに見守っていきたいと思います。
>> 小学生向け作文通信教育講座「ブンブンどりむ」の1ヶ月レビュー
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