ミニマル思考」を読みました。

本の冒頭部分、

企画会議でアイデアがポンポン出てくる人。

現場で生じたトラブルをサクッと解決できる人。

世の中には「頭のいい人」がいるものです。

彼らの頭の中はどうなっているのでしょう?

複雑な物事を複雑に考えられる複雑な頭脳を持っているのでしょうか?

いいえ、逆です。

むしろ彼らは物事を「シンプルに、最小限に」考える習慣を身につけているのです。

 

この文は私にとって衝撃でした。頭のいい人というのは、持っている頭の種類が違う、私とは全然違う生き物だと思っていたからです。いつも問題解決をサクッとしてしまうような頭のいい人は、私の憧れでした。

 

母親業でもやはり「頭のいい母親」は子どもの育て方がスマートです。

私は、自分の教育観に基づいて、子どもをどういう風に育てればいいのか、そのために自分は何をすればいいのかについて明確に考え、行動できる、そんな母親に憧れています。

現状は、迷子状態です…。

 

この本では、思考の断捨離「ミニマル思考」の世界が広がります。

いわゆる「頭のいい人」というのは「ミニマル思考」をしていて、凡人は「ジャンク思考」をしていると作者は言います。

「ジャンク思考」というのは、考えても仕方のないことが頭の中にたくさん散らかっていて、それらのガラクタ(ジャンク)に囚われ、時間とお金とエネルギーを消耗し続けるというものだそうです。

 

心当たりがありすぎます。

興味津々で「ミニマル思考」を読み始めたのですが、具体例が多く、とても読みやすい本ということもあって、あっという間に読んでしまいました。

 

子育てで役立つ考え方について、今後のために記事にしておこうと思います。

 

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我が家の悩みとその解決法

現在、子育てで悩んでいる問題の一つは、「子ども部屋のおもちゃが片付かないこと」「学校の忘れ物がなくならないこと」です。

そこで参考になるのが、Chapter3「解決につながる原因分析のルール」の「ルール1 心がけより仕組み」です。

 

この本を読んで改めて気づいたのですが、私は問題があるとついつい子どもに対して「人間の心のせいにする」というパターンの原因分析をしてしまいがちです。

「机の上が片付かないのは、心が乱れているから」と良く言われますが、それは心が乱れているからではなく、「それぞれの物の置き場所を決めていないから」なんですよね。

 

人の心は思い通りに変えられません。変えられないものを変えようとするから、怒鳴ったり脅したり他の人に愚痴をこぼしたりと不毛な努力をしてしまうのだそうです。

私も毎日不毛な努力ばかりしています…。

 

原因は目に見える「仕組み」に求めるのがいいそうです。

 

確かに、「おもちゃを片付けなさい!」と毎日言い続けてもちゃんと片付けられないのは、大人がパズルのようにしか収納できないほどのおもちゃの量が原因かもしれません。

おもちゃの定位置を決めていたはずなのに、片付けられないのは、前に決めた時とは遊ぶおもちゃが変わってきていて、今よく使うおもちゃの定位置が片付けづらいところにあるのかもしれません。

 

学校の忘れ物がなくならないのは、「忘れ物をしない!」という心がけが足りないのではなく、ランドセルや机などの導線に問題があるのかもしれません。

 

今まで息子が「できないこと」を嘆いていましたが、そもそも私の仕組みづくりが不十分だったようです。

 

息子が自分で自分のものを管理しやすいように、私なりに収納方法を工夫したりしていました。

しかし、実際に継続して管理できないのは息子の方に問題があると原因をなすりつけているところがありました。そこで「なんでできないの?」と精神論の話を持ち出していることもしばしば…。

でも、それは息子に合った仕組みではなかったということなんですよね。(今考えると当たり前ですが…)

 

 

さいごに

問題を解決するためには「やる気」だったり「心がけ」というあいまいなものではなく、解決するには明確な「仕組み」が必要…。反省しました。

早速息子とおもちゃ置き場のおもちゃの整理をし直し、部屋がすっきりするように問題解決していきたいです。

 

この本はロジカルシンキングを学ぶ前の最初の1冊という位置付けだそうです。

この本に書かれている例はすごく気持ちのいい解決方法ばかりで、シンプルに考えるというのはこういうこと、というイメージが膨らみました。

これを読んだからといって、ミニマル思考がすぐできるというわけではありませんが、こういった考え方があることを知れたことはすごく勉強になりましたし、私もこういう思考をしていけたらいいなと思いました。

 

 

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