
(c)2016 Gullane (Thomas) Limited.
少し前ですが6月17日の朝日新聞に、幼児向けの人気テレビ番組「きかんしゃトーマスの教育的効果を調べる」と言うニュースが載っていました。
NPO東京学芸大こども未来研究所とソニークリエイティブプロダクツが、立ち上げたプロジェクトだそうです。
きかんしゃトーマスと言えば、主人公トーマスと仲間たちの友情や、困難を乗り越える様子が描かれている、イギリスで1984年に放映始まった人気のアニメです。
登場するキャラクターや物語が「友達を大切に思う心を子供たちに育むのではないか」といった仮説を検証するそうです。
そして検証される仮説には、今話題の「非認知能力」を育まれるかもしれないというものが含まれていました!
ちなみに非認知的能力とは、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力などです。
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私がきかんしゃトーマスは幼児にとって最高のテレビ番組と思うわけ
息子は乗り物が好きだということもあり、きかんしゃトーマスが大好きでしたが、私も息子が小さい時はテレビを見せるなら「きかんしゃトーマス」一択だと思っていました。
というのも、出産前に読んだ本の中で、攻撃的なテレビを見せると子どもには「刺激が強い」とか「子どもが攻撃的になる」ということを読んだからです。何の本だったか失念してしまったのですが…。
その本の中には、みんなの大好きなアンパンマンですら「アンパンチ」をしてバイキンマンを倒すという理由から、子どもにとっては攻撃的な番組に分類されるとしていました。
その論理からいうと、私が子どもの頃見ていたアニメだと「セーラームーン」も。今でいうと「プリキュア」も攻撃的な番組ということですね。
女の子用に可愛らしくおしゃれにしているけれど、結局悪者を攻撃して倒すというところが攻撃的だと。
私自身、子どもの頃からテレビっ子で「アンパンマン」も「セーラームーン」もたくさん見て来ましたが、全然攻撃的ではありません。
女子だから?というのもありますが、「アンパンを見て攻撃的になる」なんてことを言ったら、日本中の子どもたちが攻撃的になってしまいますね(笑)
なので、この話を全て鵜呑みにしているわけではありません。
ですが、元々の気質で敏感な子にとっては、アンパンマンやプリキュアなどの可愛らしいアニメでも、攻撃的な部分が影響されるのかもしれないという可能性もあると思っています。
本に書かれていた
「攻撃的な番組は見せないほうがいい」
ということが心にずっと残っていたため、無意識ながら攻撃的なアニメは年長になるまで見せていませんでした。
…というと、私がきっちり管理していたように聞こえますが、正しくは毎週決まった時間に始まるアニメの時間を覚えていなかったズボラさからこうなったとも言えます(笑)
アンパンマンがやっている夕方にはテレビを見る習慣がないんですよね。
検証する3つの仮説とは?
このプロジェクトでは、3つの仮説を検証していきます。その仮説とは、
- キャラクターとともにストーリーを追体験することで、友達への思いや前向きに物事に取り組むと言った「非認知能力」が育まれるのではないか
- 共通の遊び体験を通じ、好きなキャラクターはさらに新しい遊びや体験を導く役割を果たすのではないか
- キャラクターと触れる中で、」子供は自分と異なる価値観や考え方を受け入れ、豊かな心の成長が促されるのではないか
検証方法は?
検証方法について詳細なことは載っていませんでしたが、8月から来年2月まで、質的調査では、未就学児同士や親子でトーマスなどのアニメを定期的にてもらったり、親子でテーマパーク「トーマスランド」を訪れてもらったりして、東京学芸大学の教員らが様子を観察するそうです。
また、量的調査では大人を対象に、好きなキャラクターについてのアンケートを行い、趣向性と人格特性に関係があるかも調べるそう。
結果は、来年4月に報告予定。
個人的にはどのキャラクターを好きだとどういう人格特性なのかという関係に興味があります^^
さいごに
非認知能力、育てられるものなら育ててあげたい!のですが、この能力は学力などに比べて目に見えない能力と言われています。
きっとある日振り返ってみると、「成長したなぁ」と感じるのでしょう。
日々、息子には非認知能力が足りない…とついつい気になってしまうのですが、1年前の息子と比べてみるとやっぱり成長しているんですよね。冷静さを取り戻すためにも、時々、息子の成長を振り返ることが私には必要です。
ちなみに。
最近、息子はトーマスのTVアニメを見ることはなくなりましたが、時々英語版の機関車トーマスをYouTubeを見ています。
英語のリスニングにとてもぴったりなので、英語の導入にオススメです^^
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