先日、東武百貨店池袋店で開催されていた「鉄道フェスタ」に行ってきました。

東武百貨店池袋店が開店55周年を記念して開催されていて、ジオラマが2つ展示されていたのと、東武鉄道で8月に運行開始されるSL列車「大樹」が全面的にアピールされているイベントでした。

ここのジオラマが想像以上にすごかったんです!期間限定なのに、立派だなぁ〜と感心してしまいました。

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ところで「ジオラマ」って、どんなものを指す言葉なのかご存知ですか?

私は何も考えずに鉄道模型のことを「ジオラマ」と思っていまいしたが、何もわかっていませんでした…。子どもにも堂々と「ジオラマ」について説明しちゃってたし(笑)

今回はジオラマって何?ということから世界一、日本一のジオラマについてまとめてみました。子どもたちとジオラマを見に行った際の豆知識として、読んでみてください。

 

ジオラマとは?

ということで、まずはジオラマの定義から。

ジオラマとは

展示物とその周辺環境・背景を立体的に表現する方法で、博物館展示方法の一つである。

箱の中に風景画と展示物を置き、その箱の一つの面に設けられた窓から中を覗くと、照明などの効果により本当に風景が広がっているかのように錯覚させる見せ物。

引用元:Wikipedia

ということです。

私は情景のある鉄道模型のことを「ジオラマ」と勝手に勘違いしていましたが、鉄道に限らず全ての情景模型のことをジオラマと呼ぶんですね。

ちなみに、日本最大のジオラマは「森のジオラマ」と言って、京都の「氷の山自然ふれあい館」にある森を再現したものだそうです。

 

「レイアウト」と「ジオラマ」の違いは?

いつも息子が見ているユーチューバーの方達が、プラレールのレールをつなげて「レイアウトを作ってみました〜!」と言っているのですが、私はこれを見ていて線路を組み立てたものを「レイアウト」と言うのね、と思っていました。

でも、ジオラマとレイアウトの違いは?

 

レイアウトとは

鉄道模型におけるレイアウトとは、模型列車を走行させるための線路と情景を備えた運転施設を指す。

引用元:Wikipedia

ということです。

フランス語由来の「ジオラマ」という言葉は、情景模型を表す言葉として明治時代以降日本で使われていたのですが、戦後の鉄道模型の世界では、車両を走らせている情景模型のことを英語由来の「レイアウト」、車両が固定されている情景模型のことを「ジオラマ」と呼んでいました。

しかし、プラモデルの分野で「ジオラマ」が一般的に使われるようになり、現在は鉄道模型の分野でもレイアウトもジオラマも「ジオラマ」と呼ぶようになっているそうです。

特に博物館においては、情景模型全般のことを「ジオラマ」と言い、レイアウトもジオラマも特に使い分けをしていないそうですよ。

ということは、プラレールの線路を組み立てた状態は「模型列車(プラレール)を走行させるための線路」なので、レイアウトと呼ぶのでいいのですね!

こんな違いがあったんですね。ちょっと複雑でしたが、すっきりしました!!

 

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世界一の鉄道模型はドイツにあるよ

世界で一番大きな鉄道模型は、ドイツのミニチュアワンダーランドにあります。1万5000台の車両が使われ、飛行機の離着陸やドイツやオーストリアの町並みが再現されています。

膨大な列車の運行は、20分ごとに昼夜を繰り返す照明を含めて、コンピューター制御で行われています。

実はミニチュアワンダーランドの町の様子をGoogleマップで見ることができるんです!おなじみGoogleマップを撮影しているカメラを電車に取り付けて撮影された映像です。

Googleマップでミニチュアワンダーランドを見てみよう!

 

日本一の鉄道模型はどこ?

では日本一の鉄道模型は、どこなのでしょうか。残念ながら、現在、日本一を掲げたジオラマはありません。

どのジオラマも「日本最大」と言う言葉を使っていました。

日本最大級のジオラマは4つです。

  • 原鉄道模型博物館(東京)約310平米   2010年オープン
  • ジオラマ京都JAPAN(京都)約285平米 2011年オープン
  • 京都鉄道博物館(京都)約300平米   2016年オープン
  • リニア・鉄道館(愛知)約265平米    2011年オープン

どれも2010年以降にオープンした新しいものばかりですね。

これに、今年の7月14日にリニューアルオープンする大宮の鉄道博物館のジオラマも加わることになるでしょう。

 


追記:

新しいジオラマのサイズは横約23m、奥行き約10mで以前とほぼ同じ。

総延長約1200mの線路を総数約1400両から選ばれたHOゲージが走ります。

広さは、上記4施設の中では一番小さいですが、線路の総延長は2、3番くらい長いようです。


 

新しいジオラマは、鉄橋下や自動販売機、サッカー場など、びっくりするくらい細かな部分にまでこだわりを持って作っているそうですよ。

 

模型に使われている車両

ちょっとマニアックな話になってしまいますが、今回東武百貨店で見た鉄道模型の車両が今まで見たことがあるジオラマのものよりも大きいなぁと感じたので、電車を走らせているおじさんに聞いてみたところ、HOゲージという縮尺1/80の車両を使っているとのことでした。

私が今まで見たことがあった鉄道模型の車両というのは、東大の五月祭や鉄道模型の運転体験などで見ていたもので、縮尺1/150のNゲージと呼ばれるものです。

現在、日本で1番普及している鉄道模型の規格がNゲージで、Nゲージが出る前に出回っていたのがHOゲージだったそうです。東武百貨店で見た車両に年季の入っているものが多かったのは、おじさんたちが昔から大切に保有し続けているコレクションだったからなのでしょう。

 

一方、日本最大級の鉄道模型に使われている車両はというと、原鉄道模型博物館の車両は、1番ゲージと呼ばれる縮尺が約1/32のものをつかっています。このサイズは外国で一般的に使われているサイズで、とっても大きく迫力があります。

原鉄道模型博物館以外は全てHOゲージの車両を使用しています。

今まで鉄道模型の車両の大きさなんて気にもとめていなかったので全く気づかなかったのですが、鉄道博物館などで展示されている大きなジオラマには大きな車両が使われていたんですね〜!

と言うわけで、東武百貨店で見たHOゲージが大きく感じたのは、間近で見たからであって、実は今までに何度もHOゲージを目にしていたと言うことがわかりました。

 

まとめ

いかがでしたか?

鉄道模型の世界は私には奥が深すぎて、まだまだ未知の世界ですが、私は見ているだけで十分楽しいです。特に、原鉄道模型博物館のジオラマは、鉄道に興味のない方でもあまり細部までのこだわりと美しさに驚かれると思いますよ。

 

ちなみに、東武百貨店のジオラマは「レールクラブ千葉」が手がけていたものです。鉄道模型の中では、とっても有名なクラブみたいです。

何歳になっても大好きなことがあるというのはいいことですね〜。お金のかかる趣味ですが(笑)

 

 

 

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