
最近息子はどっぷりと電車にはまっています。
七夕のお願い事は、「北海道新幹線で函館北斗に行きたい」という現実的なお願い事でした。
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九州新幹線長崎ルートの今後
北海道ではないのですが、私は最近九州新幹線のニュースが気になります。
九州新幹線長崎ルートでフリーゲージトレイン(軌間可変車両)の導入が断念されたニュースを新聞で読んで、これからどうなるか気になっていたのです。
九州新幹線長崎ルートは新鳥栖~長崎間を結ぶ整備新幹線なのですが、今の所、既存の新幹線の規格で線路が建設されているのは、武雄温泉〜長崎間だけ。
新鳥栖~武雄温泉間は在来線の線路を使うということが決まっています。
その九州新幹線長崎ルートは、2022年度に武雄温泉〜長崎間が開業する予定です。
もともとこのルートにはフリーゲージトレインを開発して、直通運転を行う予定だったのですが、
- 安全性の問題
- 車両の価格やメンテナンスのコストが通常よりも約3倍になること
- 長崎〜新大阪間を直通運転することもできない
という理由で、フリーゲージトレインの導入が取りやめになったそうなのです。
N700Sの導入となるか?
そんな中、6月30日付の長崎新聞では、武雄温泉〜長崎間に先日車両デザインが発表されたばかりの、JR東海が開発しているN700Sの導入が検討されていると報じました。
もともとJR東海では2020年度にN700Sの営業運転を開始する予定になっています。
九州新幹線長崎ルートは2022年度開業予定なので、導入可能。ということみたいですね。
でも、新鳥栖~武雄温泉間の在来線区間は、まだ新幹線となる目処が付いていないので、その部分の新幹線問題はまだまだこれからも続きます。
気になるN700Sとはどんな車両なのでしょうか?
N700Sでは、現在走っているN700系車両からフルモデルチェンジするようです。
N700Sの「S」は「最高」を意味する「supreme」の頭文字。
N700系シリーズ、最高の新幹線車両です。
どういうところが最高なのかというと、
- ATCとブレーキシステムが改良され、地震の時のブレーキ距離が短縮されたこと
- 台車振動検知システムが機能向上
- 次世代パワー半導体である炭化ケイ素(SiC)と「走行風冷却方式」の駆動システムへの適用
- 中間車の車両を従来の6種類から2種類に減らす
- 先頭形状を「デュアルスプリームウィング形」にし、走行時の抵抗が減少
- モバイル用コンセントを普通車全座席に設置
- 架線停電時に備えた蓄電池のリチウムイオンバッテリーを導入
詳しい内容は難しくてわからないところもありますが、
より安全に、快適になった車両に生まれ変わるということですね。
新幹線の先頭部分のこだわり
特に面白かったのは先頭部分の形。
0系新幹線は、団子っ鼻だったのに、最近の新幹線はどれもとんがって長くなりました。
どうしてこんなに先頭部分の形が工夫されているのかというと、走行抵抗を減らして早く走るためというのもありますが、一番大きな理由は「トンネルドン」だそうです。
「トンネルドン」ってなに?
「トンネルドン」って初めて聞いた方もいらっしゃると思います。
トンネルに入ると、トンネル内の空気が列車によって圧縮されてしまいます。
それが音速で伝播され、反対側の出口に到着、外部に向けて放射されたときに、大きな「ドーン!!」という破裂音が発生してしまうという現象のことです。
この音が、近隣のお家の建具をがたつかせるということが問題になっているそうなのです。
新幹線が通るたびに、家が揺れるなんて怖いですよね。
「トンネルドン」をいかに抑えるかということで、研究が進められてデザインされたのが、N700Sの「デュアルスプリームウィング形」なのです。
九州新幹線長崎ルートの編成はどうなる?
実は新幹線の編成というのは、16両で1編成なのです。
中間車が同じように見えて、実は全部床下に設置されている機器が異なっています。
しかし、このN700Sは中間車両の種類を減らすことができたため、奇数両数編成の新幹線が作られる可能性が出てきました。
九州新幹線長崎ルートでは、武雄温泉〜長崎間のみの運行なので、おそらく鹿児島ルートの6両よりも短い編成になりそうです。
4両?3両?
短い新幹線、3両だったらプラレールみたいですね。
どんな形になるにしても、新しい電車を見るのはワクワクします。
2020年のN700Sの誕生、2022年の九州新幹線長崎ルート開業の頃には、息子はずいぶん大きくなっているでしょう。
まだ、電車に興味を持っているのでしょうか。
楽しみです^^
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