
先日行った東武百貨店の鉄道フェスタ。メインの展示は8月10日から運行される「SL大樹」でした。
最近、東武鉄道はクレヨンしんちゃんやももクロとコラボしたり、新型車両を登場させたりして何かと話題が多いのですが、やっぱり一番の注目は今回のイベントでも大きく展示されていたSLの運行開始ではないでしょうか。
この機会にSLに乗ってみたいなぁ、でもちょっと遠いし面倒だなぁと思っている方もいらっしゃると思います。確かにSLに乗るのって、電車やバスを乗り継いでちょっと遠くまで行くイメージではないですか?
でもちょっと待ってくださいね。実は関東にはSL大樹以外にもSLが乗れる路線が3つもあって、意外とアクセスが便利になっているんです。
この夏、SLに乗りたい!と計画される方のために、4つのSLに乗るためのアクセスについてご紹介したいと思います。
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関東で4番目のSLが「大樹」
現在関東で継続的に運行されているSL列車は、
- 秩父鉄道の「SLパレオエクスプレス:C58型」(1988年から)
- 真岡鐵道の「SLもおか:C12形、C11形」(1994年から)
- JR東日本の「SLみなかみ:D51形」(2009年から)JR上越線・高崎~水上を運行
の3つです。これらに続いて東武鉄道C11型207号機と14系客車を使って新たに「SL大樹」を運行させることになりました。
いずれのSLも週末、祝日、季節休暇の期間に運行されていますので、事前に運行日をチェックしてからお出かけしましょう。
チケットの購入は、各鉄道会社のオンラインチケット販売でも購入することができますが、みどりの窓口で購入することもできます。そして、いずれもSLの乗車券は1,000円しません。安いですね!
SLへのアクセスが便利に
それぞれ都心から少し離れた場所にありますので、そこに行くまでのアクセスが気になりますよね。各鉄道会社も集客するために色々考えているようで、年々アクセスが便利になっているんです。
秩父鉄道

引用:秩父鉄道HP
熊谷駅 – 武川駅 – 寄居駅 – 長瀞駅 – 皆野駅 – 秩父駅 – 御花畑駅 – 三峰口駅を走る「SLパレオエクスプレス」は、いろいろな路線と接続されていてちょっと複雑なんですが、一番シンプルにわかりやすいのは、都心から熊谷まで新幹線や高崎線を利用することです。
西武鉄道は、東京メトロ、東急、横浜高速鉄道とともに有料の座席指定列車「S-TRAIN」を運行開始したことで、元町・中華街から秩父鉄道へのアクセスを容易にしました。こちらの沿線上の方は、S-TRAINが便利ですね。
JR東日本
高崎駅 – 新前橋駅 – 渋川駅 – 沼田駅 – 後閑駅 – 水上駅を走る「SLみなかみ」は、東京から高崎まで「上越新幹線MAXとき」を利用することができるので、もちろんアクセスはシンプル、そして便利です。
東武鉄道
そして今回運行が始まる、下今市・東武ワールドスクウェア(新駅)・鬼怒川温泉を走る「SL大樹」は、日光線特急「スペーシア」と伊勢崎線特急「りょうもう」号に加え、4月から運行が始まったばかりの「リバティ」との乗り換えがとっても便利。
リバティは「浅草」から、スペーシアは「新宿」から出発します。本数は多くはないですが、SL大樹との接続はバッチリです。
真岡鐵道
真岡鐵道の「SLもおか」は他のSLと比べると特急列車や新幹線と乗り換えできないため、アクセスはイマイチかもしれませんが、
- JR宇都宮線小山駅より水戸線に乗り換えて「下館駅」まで
- 東京秋葉原駅よりつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)にて守谷駅まで、関東鉄道に乗り換えて「下館駅」まで
そこから真岡鐵道に乗り換えが可能です。
お家の場所にもよりますが、車がなくても電車を乗り継げばSLに乗れるというのは、子連れでのお出かけのハードルが低くなります。
しかも、電車好きのお子さんの場合、SLにたどり着く前から普段乗らない特急列車や新幹線に乗れて「楽しい!!」となるわけで、それだけで「この旅行を計画してよかったなぁ〜」と思うこと間違いなしです。
春のキャンペーン、旅行のついでにスタンプラリーに参加してみては?
SL「大樹」運行開始に伴い、北関東のSL運行を行なっている4社は春のキャンペーン「本物の出会い 栃木」ということで、東武鉄道、JR東日本、真岡鐵道、秩父鉄道、共同で「SL&鉄道の博物館スタンプラリー」を実施しています。
5月15日から9月10日まで東武博物館、鉄道博物館、旧新橋停車場のいずれかのスタンプと東武鉄道の下今市駅または鬼怒川温泉駅、JR東日本の水上駅または碓氷峠鉄道文化むら、真岡鐵道の「SLキューロク館」、秩父鉄道の長瀞駅のスタンプを集めて応募すると、オリジナルグッズや宿泊券がプレゼントをされます。
コンプリートをするのはさすがに大変ですが、SLに乗りに行ったついでにスタンプを押せば、各鉄道会社のオリジナルグッズに応募することは簡単ですよ。
思い出づくりにいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
私自身は、京都の梅小路機関庫(現、鉄道博物館)で蒸気機関車に乗ったことがありますが、本物の蒸気機関車の迫力にドキドキしてしまいました。
本物ってやっぱりいいですよね!
園の中の短い距離の線路を走っただけで、実際に駅から駅まで走っていないので、ぜひ今度は綺麗な景色を見ながら蒸気機関車に乗って見たいなぁと思っているところです。
東武百貨店のイベントでは、他にも2つのジオラマや石炭をくべる体験ができるコーナー、今までの東武鉄道で使われたヘッドマークや4月に行われた東武鉄道×ももクロとのコラボで使用されたももクロのヘッドマーク、昔のスペーシアの模型や新しく走り始めたリバティの模型も展示されていました。
特にジオラマがとってもすごかったので、また次の記事でご紹介したいと思います。
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